
ゲームの種類
参加者や状況によって多様な条件が設定されたゲームを行っている。一見して敵味方の識別が困難なため、マーカーと呼ばれる色付きの布・テープ類を腕に巻く等して敵味方の識別が可能な状態で行われる。
フラッグ戦
チームに分かれ、互いに陣地を決め、旗を掲げる。その旗の付近からスタートの合図で動き出す。敵の陣地にある旗に触れるか、旗周辺に設置されたブザーを鳴らす事で勝利となる。制限時間内にどちらのチームも条件を満たせない場合は引き分けとなる。
派生としてキャプチャー・ザ・フラッグ(フラッグを自陣に持ち帰る)や、ドミネーション(指定場所に自陣の旗を掲げ防衛)等、特殊ルールも該当する。
殲滅戦
チームに分かれ、スタート地点を設定しスタートの合図で開始し敵を全員倒せば勝利となる。制限時間内に敵を殲滅できなかった場合には、生き残った人数の多い方が勝ちとする場合と、生き残った人数に関係なく引き分けとする場合がある。
派生として、スタート地点を複数としオセロのスタート時のように、両翼に敵が配置され、対角線上に味方が配置される。
防衛戦
2チームにわけ片方を攻撃、もう片方を防衛とし制限時間内にフラッグを奪取または殲滅する事で勝敗を決めるルール。 防衛側は守り切れば勝利となる。
派生として制限時間を設けず、何分で攻略が出来るかを競うタイムアタック形式も存在する。 また、同数のチーム分けでは膠着する場合も考えられるため、人数配分によって防衛側を少数としたり、防衛側はフルオート射撃可、攻撃側はセミオートのみと言う変則ルールも存在する。
カウント戦
チームに分かれ、ヒットした場合、自陣や指定の位置に戻り復活し再度ゲームに参加出来る。最終的に復活した人数の少ないチームの勝利となる。
バトルロワイアル(on for all)
チーム分けせず各個人で散らばり、一定の経過時間や何らかの合図で開始する。自分が生き残れば勝利。
メディック戦
基本は殲滅戦と同じだが、味方がヒットしている味方にタッチするとその味方が蘇生され復活する(蘇生方法はゲームによって異なることもある)。また、敵にタッチして蘇生し味方につけることも出来る(ただし、ゲームによっては味方のみ場合もある)。
ヒストリカルゲーム
相手チームの殲滅等の勝敗とするのではなく、史実上の戦争や武力衝突を再現して行うルール。歴史再演、歴史再現を意味する「リエナクトメント」と呼ばれることもある。参加者はリエナクター(歴史再演者)と称され、その時代や場所で使われた軍服や装備品を考証し、忠実に再現して身につけることを要求される。
ゲームとしての勝敗よりも、歴史の中の兵士を演じることに重点が置かれることから、勝敗が予め決まっていたり、弾の出ないモデルガンや無可動実銃が使用されたり、失格者が安全地帯に戻らず死体を演じたり、本来なら戦死であるが重傷を負った戦友役を担いで後送したりする例もある。また、軍人に限らず戦地に存在する民間人や文民組織要員(赤十字国際委員会派遣員など)での参加が認められることもある。第二次世界大戦やベトナム戦争、ボスニア紛争などの一局面を再現するイベントが行なわれている。
その他、衛生兵ルールやリアルカウント(実銃弾数)戦、使用するエアソフトガンを指定したルールなど多種多様のゲームが存在する。